知っておきたい 紫外線・傘 豆知識

オリジナル完全遮光生地

完全遮光傘の歴史

2004年末からオリジナルの完全遮光生地を作ろうと動いていました。出した条件は次の通りです。

(1)完全遮光であること

当然ですが遮光率99.9%の生地は意味がありません。兎に角遮光100%(JISL1055A法)でなければならない。

(2)生地が軽いこと

具体的に数値をあげると150g/m2以下であること。それまでで一番軽い既製の完全遮光の生地の重さが157g/m2でした。それ以上軽くする。

(3)生地の裏側が黒色

既成の完全遮光生地はカーテン用ですので、黒はまずありませんでした(知っている限り1種類)。光を反射するためにシルバーが多いのです。黒のラミネート加工を施す。

(4)表生地の風合いが自然素材に近い

テカテカの生地より、日傘ですので自然素材の風合いがほしい

(5)防水加工を施す

既製のカーテン生地は防水する必要がないので、撥水加工はしていません。晴雨兼用で使用するためには強力な撥水加工を施してほしい。(サバリア100はもともとラミネート加工していますので雨は通しません。表面生地に撥水加工をすれば防水加工といえます)

(6)価格を既製品以下に

生地があまり高価になると傘の価格が上がります。せめて、特注品でも既製品の価格以下になるようにしてほしい。
といった要望を出しました。試作品も3回作っていただき、検討を重ねました。完全遮光の生地はポリエステルの表面生地に黒のラミネート加工を施します。生地を軽くするため表面の生地はスケスケのガーゼのような薄さです。これに黒のラミネートを重ねると隙間から黒が目立ち発色が落ちます。白のラミネートをはさむことで発色がよくなりました。後、ストライプがラミネート加工のとき引っ張られて歪んでしまうということもありました。すべて、メーカー様の技術と熱意で克服していただきました。100%完璧ではありませんが、日本で初めて、いや世界で初めて傘専用の完全遮光生地が出来上がりました。