2006.6.2 | スタッフコラム
日傘の素材
日傘の生地は天然素材の綿、麻、絹などが涼しくて、化繊のポリエステルは暑いとよくいわれますが本当でしょうか。
正しくは涼しさと素材は直接関係がないのです。
問題は熱に替わる可視光線と赤外線のカット率が涼しさを決めるのです。
それが証拠にサンバリア100はポリエステル100%ですが涼しいです。
また、表面がシルバーの日傘もポリエステルですが涼しいです。
一般的にはポリエステルの日傘は生地がうすいので可視光線と赤外線が入るため暑いのです。
ポリエステルだから暑いのではなく、生地が薄いから暑いのです。
このあたり誤解されている方が多いです。
また、生地の蓄熱で傘の中が暑くなるようなことはありません。
輻射熱はゼロではありませんが取るに足らないことです。
輻射熱が顔に届いて暑いということはありません。
それより可視光線と赤外線の量のほうを気にすることです。
たとえば、黒く塗ったトタン板を頭の上にかざしたとします。
トタン板は手で触れないくらい暑くなりますが、その下は涼しいです。
輻射熱で暑いということはありません。
日傘の蓄熱と輻射熱は問題になりません。
それより体に当たる可視光線と赤外線です。
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