戻る

戻る

2018.1.1 | 日傘の上手な使い方

日傘について -日傘の素材と涼しさの関係について-

日傘の生地は、天然素材である綿、麻、絹などが涼しくて、化繊のポリエステルは暑いとよく言われますが本当でしょうか。

実は、涼しさと素材には相関関係がありません。
日傘の中の涼しさは、熱に替わる可視光線と赤外線のカット率によって決まります。それが証拠にサンバリア100はポリエステル100%ですが涼しいです。
また、表面がシルバーの日傘もポリエステルですが涼しいです。一般的にはポリエステルの日傘は生地が薄いので、可視光線と赤外線が入るため暑いのです。ポリエステルだから暑いのではなく、生地が薄いから暑いのです。

 

 

このあたりを誤解されている方が意外と多いようです。

また、日傘の傘生地への蓄熱で傘の中が暑くなるようなことはありません。輻射熱はゼロではありませんが取るに足らない量で、輻射熱が顔に届いて暑いということはありません。たとえば、黒く塗ったトタン板を頭の上にかざしたとします。トタン板は手で触れないくらい暑くなりますが、その下は涼しいですね。それと同じです。

それより、身体に当たる可視光線と赤外線の量を気にすることです。可視光線と赤外線をいかに日傘で防ぐかが重要です。

最新記事