2006.4.5 | スタッフコラム
形状記憶傘
10年ほど前から形状記憶のシャツやめがね等が出だしました。
傘屋なら形状記憶でたたみやすい傘を作りたいと思うのが普通です。
当然考えましたが、何をどうしていいか分からず、現在に至ったのです。
しかし、最近、従兄弟がプリーツの加工会社にいることを知り、昨日その工場の見学に福井の芦原温泉まで行ってきました。
形状記憶できるのは化学繊維で天然素材の綿や麻は基本的にプリーツをかけられません。(現在では特殊な綿は出来る)
今回試みに完全遮光の生地に折り目(プリーツ)をかけてもらいました。
これでたたみやすい傘の試作をします。
プリーツの工程はカルトンという型紙に生地をはさんで熱をかけるというシンプルなものです。
化学薬品などは使用しません。これで半永久的に折り目がつくのです。
見たことがないようなプリーツ加工の傘などいろいろと発想は広がり楽しい傘が出来そうです。