2013.3.1 | スタッフコラム
サンバリア 風洞実験
大阪府立大学工業高等専門学校様のご協力により、風洞実験をさせていただきました。
一番上の画像がその装置です。
右の箱から風を起こし、四角の廊下のようなところに風が噴出されます。
風速14mまでの風を起こすことが出来ます。
画像はいずれも風速13mの時のものです。
骨が大きくしなりますが正面からの風では折れませんでした。
一番下の画像は傘の内側に風をあてています。
普通の傘では裏返ってしまいますが、サンバリアの傘生地は伸びないので裏返りませんでした。
中棒がしなっています。さまざまな傘の角度で実験をし、結果、2本は折れましたが、想像していたよりずっと丈夫でした。
今回は台風並みの風でテストしたわけで、通常の気象条件なら問題はないと思うのです。
今回勉強になったことは、ただ単に丈夫な素材を使ってもだめで、しなやかさが重要であるということ。
具体的にいいますと、カーボン素材に頼ることなく、傘全体で受け止めるしなやかな構造が必要です。
この実験結果をもとに、よりよい、骨と傘生地のバランスを探ります。