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2017.12.25 | 店長おとぼけコラム

2017年を振り返る(コラム一時お休みいたします)

2017年を振り返ると、仕事上のことでいえば、サンバリア100は今年もお客様のご要望に生産が追いつかない状態でした。特に5月の母の日に既に商品在庫がないというのは大きな問題と考えています。お客様が欲しくても買えない。この状態を早く改善しなければいけません。サンバリアの日傘は創業以来18年間日本製造で頑張ってきました。しかし現実は傘の職人さんもご多聞に漏れず高齢化が進み減る一方です。自社で大阪工房も立ち上げ3年を経過し生産を上げていますが、需要に追いつくには程遠い状態です。日本生産の限界を感じた年でした。

プライベートでいえば、私が現在傘業界に身を置くようになったのは、母がずっと傘の縫製の内職をしていたのに起因しています。傘を縫っていた後姿を幼い時からずっと見てきました。年をとるにつれその背骨がS字に曲がってきたのがなんとも切なく申し訳ない気持ちです。その母も8月に他界しました。一つの区切りになった年でした。

最後に、このコラムも千回までは続けたいとは思っていますが、この年末で一時お休みをさせていただきます。「あきらめない限り夢は叶う」という言葉を胸に、また、再開できる日を思いつつ2017年を終えます。(934)

 

ミシン

(母が若い頃、傘の縫製をしていたミシンです)

 

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