⑤傘と日傘の修理方法 -長傘の露先（骨の先端）が取れた-

2018.1.1 | 日傘の上手な使い方

骨が折れている傘は相当みじめな姿ですが、露先が取れた傘をさしているのもかなりみじめなものです。

もし露先が取れてなくなってしまった場合は、お近くのホームセンターなどで傘修理キットを購入してください。

同じ露先を見つけるのは難しいかもしれませんが、まったく同じものが見つからない場合は、似た露先で我慢しましょう。

それでは、その露先と針、糸を準備してください。

糸は雨に濡れても簡単に切れないように蝋（ろう）をぬります。

これは、ろうそくの上に糸を指で押さえ、先端をスーと引っ張ることで簡単に塗ることができます。

さて、露先と傘生地を留める方法ですが、普通は上の写真のように留めようとします。

しかし、プロは違います。

この方法だと弛んでしまうので、露先を下の写真のように逆向きに付けます。

横から穴を通して手前へ1回、そしてもう1回二重に糸を巻けばそれでOKです。

あとは露先を後ろ側へねじって骨に付けます。

これでしっかりと、見た目も美しく露先が取り付けられました。はい。

ポイントは2つあります

１. 糸に蝋をぬること

２. 露先を逆さまにして付けること

以上です。ぜひお試しください。