2018.1.1 | 紫外線・太陽光線対策まめ知識
④紫外線を防ぐ方法
紫外線の防ぎ方には二種類あります
紫外線の防ぐ方法は基本的に二通りです。
紫外線を吸収するか、反射させるかのどちらかです。
まず、紫外線を吸収する方法について説明します。
これはその名の通り、「紫外線吸収剤」を利用する方法です。
日焼け止めクリームにはこの紫外線吸収剤が含まれており、肌に塗ることで紫外線を吸収し、皮膚に到達しないようにします。
また、自動車のUVカットガラスにも紫外線吸収剤が練り込まれており、透明なガラスでも紫外線を約99.9%カットします。
次に、紫外線を反射させる方法について説明します。
これは極端にいえば、鏡のような面に近付けることです。
鏡は太陽光線を全て反射するため、日焼けしません。
このため、日焼け止めクリームには紫外線を反射する「紫外線反射剤」も含まれています。
日傘で言えば、「UVカット傘」と称してシルバーの表面の傘をよく見かけますが、これは紫外線を反射させて防ぐためのものです。
しかし、この原理だけでは100%は実現できません。
繊維の隙間から光が直接差し込むためです。
ちなみ、普通のポリエステルの雨傘でも約90%程度の紫外線をカットすることができます。
要するに、影を作れば紫外線をある程度カットできるということです。
ただし、カット率90%程度では日光アレルギーの方には十分ではありません。
最近では、紫外線だけでなく可視光線でもアレルギーを起こす方がいらっしゃいますので、日傘を使う場合は、紫外線も可視光線もカットする日傘を使用するのが理想的です。
太陽光線の照り返しに注意!
太陽光が地面で照り返すことは皆さんご存じの通りです。
砂浜では約20%、舗装道路では約10%の紫外線が反射されます。
反射率が最も高いのは冬の雪山で、なんと太陽光線の90%以上が反射されます。
そのため、冬でも日焼け(雪焼け)をすることがあります。
完全遮光日傘は上からの光を100%遮りますが、地面からの照り返しや周囲から反射された光は防げません。
この光で日光アレルギーをおこす可能性があるため、注意が必要です。
完全遮光の傘を差していても日光アレルギーになる場合は、周囲からの照り返しが原因と考えられます。
そのため、照り返しの紫外線も防ぐために、日焼け止めクリームを塗ったり、長袖や手袋などの対策も必要です。
■紫外線・太陽光線対策まめ知識
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