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2002.1.24 | 店長おとぼけコラム

2002年1月

■おばあちゃんとiMac

 「Macの基本から教えて欲しいんですが」という年輩の方は必ずと言っていいほど「息子にもらったiMacなんです」と続きます。折角パソコンをもらっても、もらった方は結構迷惑です。だいたい,世の中9割がWindowsですので、Macを教えてくれるところがないのです。IT講習会もWinだけ、周りの友達もWinだらけ、参考書もWinがほとんど。これでは使いこなすまでが大変です。
 
 そういえば、ワタシも親父にMac 6100を差し上げました。迷惑してるやろな。

2002.01.24(149)

■シャッター通り

 傘業界では大手の大黒(ワールドエース)さんが事業縮小のため店を閉鎖します。南久宝寺通りといえば商都大阪のど真ん中に位置する問屋街です。南船場の傘問屋がこれで三軒なくなりました。傘屋を始めた14年前、サラリーマン上がりのワタシから見れば、何故、問屋があるのか不思議でした。ましてや仲間卸というのもあります。これでは流通コストがかかるばかりです。メーカーが直接エンドユーザーに売ればいいのにと思ったものです。
 
 南久宝寺通りはシャッターが降りたままの問屋が最近特に目立ってきました。これも流通の自然な流れだと思って特に驚いていません。

2002.01.20(148)

■あれから7年

 その日はオランダ駐在の友人父娘が泊まっていました。翌日の早朝、オランダに向け 伊丹空港から帰るためです。大地震だったのでてっきり飛行機は飛ばないと思っていましたが、正常通り出発予定といいます。余震におびえて夜を過ごし翌朝4時に伊丹に向け出発しました。けたたましいサイレンのなか神戸をはなれ伊丹空港に着くと、そこには普段と変わらぬ世界がありました。小学生も登校途中です。びっくりしました。そこで神戸だけが集中的に被害に遭っているのが理解できました。そして、神戸脱出を決意しました。家族はいやがりました。みんな大変な目に遭って暮らしているのに、自分たちだけ逃げる後ろめたさです。しかし、逃げられる人間は逃げた方がいい、足手まといと説得しました。体制を整えてまた手伝いに戻ればいいのです。
 
 あれから7年、当時を語れる人はまだましです。本当の地獄を見た人はまだ語れません。

2002.01.17(147)

■カレンダー

 「20日の土曜日6時に飲み会や」という連絡をしました。そしたら「20日は日曜日や、日にちか曜日かどっちが正しいね」という指摘が多く返ってきました。間違いの原因はカレンダーです。例年、日曜日から始まるカレンダーを見慣れたものにとっては月曜日から始まるカレンダーは見づらい。これで3度、曜日を勘違いしました。慌てて、見慣れた日曜始まりに取り替えました。この間違いはどうもワタシだけではなかったようで、この話をするとワタシもという人が多いのです
 
 そして、月曜始まりカレンダーで間違うのは45歳以上の人ばかりだということが分かりました。

2002.01.16(146)

■女医

 その女性は二人の娘を出産してから勉強を始めました。医者になるためです。猛勉強の末 医学部に入学そして晴れて医者になりました。彼女のがんばりは勿論ですが、精神的、経済的に支えたご主人がいなければ決して成し遂げられないことです。しかし、その後家庭と医者が両立できず離婚をしています。そして10年の時が流れ、去年 突然悪性リンパ腫でこの世を去りました。まだ40歳の若さでした。
 
 そこには人生を全力で駆け抜けた女性の姿が あります。

2002.01.14(145)

■30万株

 神戸本社の大手電器製品販売店 S社が倒産しました。知人はその会社の創始者の息子です。お父さんは随分前に亡くなられ遺産の株券30万株、額面1億5千万円がタダの紙切れになりました。1億5千万円がパーになったのです。素人考えでも、なんで倒産前に株券を売らなかったか疑問を持つところです。彼は「今川さん、コラムのオチは経営コンサルタントでお願いしますよ」。言われなくてもそれしかありません。
 
 彼の職業は経営コンサルタント、中小企業診断士、ファイナンシャルプランナー、そして税理士です。
 
 しかし、昨日、脱税で逮捕された元札幌国税局長の税理士より、よっぽど人間味があり信頼が置けるとワタシは思います。
 経営相談はしないことにしますが。

2002.01.11(144)

■白梅

  我が家の鉢植の白梅が六分咲きで小さな花をつけています。
A「写真に撮ろう」
ワタシ「満開になってからの方がええやん」
A「何を言うてんの。梅は六分咲きが一番きれいなの。 日本の美はこの間(ま)にあるの」
ワタシ「そやなあ。漫才も間が一番大切やしなあ」
B「漫才見に行きたーい」
ワタシ「よし、来週ベース吉本に行こう」
 
 何という高尚な話題とその話の展開

2002.01.08(143)

エセ紫野通信(1)

 漆文化の発信地「京都紫野 なちや」は12月の仮オープン以来大好評のようです。数寄屋造りの外観の内には、アルミの斬新な什器に漆器が新しい表情を見せています。陶磁器は英語でチャイナであることは良く知られていますが、漆が英語でジャパンということを知る人は少ないはずです。漆は日本そのものなのです。本物の漆器は全て自然のものから出来ていますので燃やしても自然に帰るだけです。
 漆器には2つの誤解があります。『漆器は水に弱く扱いが大変、柄が派手すぎて現代の生活の中に合わない。』ということです。それは全くの誤解です。ワタシは「なちや」の社長がデザインした、落ち着いた無地の漆器を毎日使って、ガンガン食器洗い器で洗っていますがびくともしません。それに、漆器の口当たりは陶磁器よりずっとやさしいものがあります。
 
 やはり日本人はチャイナよりジャパンです
 
追記
 調子にのって電子レンジも試してみました。「なんや 全然大丈夫や」と思っていましたが、よくよく見ると塗りがムラになっていました。やっぱりやめたほうがよさそうです。

2002.01.07(142)

■風邪

 以前は年に一回必ず扁桃腺からくる風邪で寝込みました。しかし、ここ10年以上一度も風邪をひかなくなりました。原因は早朝にランニングしているからだと思います。厳しい冷気にのどをさらして走ると必然的に強くなったのでしょう。それしか考えられません。
 友達は季節の変わり目に必ず風邪をひいて寝込みます。体も精神も弱い男です。それが気がつけば昨年は一度も風邪をひいたと聞きませんでした。店舗の新築で気も体も極端に緊張していたのだと思います。
 
 一段落したらまた風邪をひくはずです。もうそろそろ。

2002.01.06(141)

■年賀状

 年賀状を見ていると時代の流れを感じます。あれだけ一世を風靡していたプリントゴッコがほとんどなくなり、今やパソコン出力全盛です。今ではプリントゴッコの年賀状も味があって懐かしく感じます。当時はあまりいい印象を受けなかったのにおかしなものです。
 
 ワタシは裏面を一生懸命、筆で書いています。200枚を書きますが、最初の方はうまくいかず最後の方になってやっと納得できるものになります。1枚目から190枚目 くらいは練習みたいなものです。そこに消しゴムで作った印を押すとそれなりに見えます。(練習の賀状が届いた人、すまん)

2002.01.05(140)

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