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2000.4.30 | 店長おとぼけコラム

2000年4月

■ツヴァイ

 結婚相手紹介会社のことです。このツヴァイに友達(男)が入会金20万円、月額会費1万円を払って入っていました。毎月コンピューターが条件に合う相手を探し、3名分のプロフィールが送られてきます。このプロフィールは多岐にわたり、趣味から収入、自分の考え方まで詳細に書かれています。それには写 真は入っていません。ツヴァイの会社まで出かけて行きコンピュータ画面で相手の顔写 真を確認するわけです。写真を撮ることは禁止です。が、友達はデジタルカメラで音を立てずに撮ってきます。そして我々に相談するのです。彼の履歴書は世に言う一流の履歴書です。当然、彼は引く手あまたです。が、何が気に入らないのか全てお断りしています。彼は表面 の履歴書が一流なだけで表に書けない裏面の履歴書に色々あるわけです。 「この女性どう思う?」「どう思うて、自分の事やから、自分で決めんか」彼は答えます「こんな大切なこと自分一人で決められるか」
 
 あれから4年、いまだ独身なのはいうまでもありません。

2000.04.01(19)
 

■どこでもドア

 知人の息子さんは家は神戸ですが京都の大学に通っています。夕方その息子さんから自宅に電話が入りました。「今、まだ京都なんだけど、阪急で帰ろうか”どこでもドア”で帰ろうか迷ってるんだ。」たまたま家にいた知人は「夕食ももうすぐだから”どこでもドア”で帰っておいで」と言った3秒後、ピンポーンとチャイムが鳴り息子さんが帰ってきました。「速かったじゃない」
私はこのギャグ が大好きです。家族の暖かさが伝わってきます。
 
 私もこのギャグを使う機会を狙っています。が「どこでもドアで帰るから」と言ったとたん「何アホなこと言ってんの」と言われそうで怖くて今だに使えません

2000.04.04(20)
 

■竜馬が行く

 茨城 県は常磐線でのお話。知人の女性は夢中で「竜馬が行く」を読み続けていました。すると突然車内の明かりが消えて真っ暗になりました。驚いて車内を見渡すと誰もいない、外を見ると真っ暗。よくよく見るとなんと車庫の中でした。あわてて荷物を取ろうとすると棚に置いていた鞄もなくなっていました。真っ暗な車内を恐る恐る最後部まで行き車掌さんに事情を話すと、その車掌さんも点検の見回りで座席の影になっていたこの女性に気が付かなかったというのです。どっちもどっちです。「竜馬が行く」そこは車庫だったという話でした。
 
 かく言う私もサラリーマン時代、大手町から乗った地下鉄が気が付いたら同じ大手町だったということは頻繁にありました。また、六本木で乗った筈が気が付いたら一面 田んぼの真っ暗な駅だった時は酔いが一瞬でさめました。

2000.04.08(21)

 

■うその二八(にっぱち)

 人は嘘をつくとき無意識にその数字の中に二か八がはいるといわれます。例えば歳をごまかすときでも「28才」「38才」となります。そういえば以前このコラムに書いた知人の女性も53才なのに「28才」と大胆にも答えていました。
同じような事でジャンケンでも不意をつかれると無意識にパーを出します。手を広げるのが最もシンプルな行動らしいのです。この条件反射を利用して私はいつもチョキを出し、小学生にはジャンケンで負けたことがありません。
 最後にもうひとつ、知人は病院勤めです。80才を過ぎたお年よりが一年に一度検診に来ます。「私も、もう後3年やから」と来る度につぶやきます。それがもう10年続いているというのです。「私も、もう後1年やから」 では、リアリティが有りすぎるし、かといって5年ではなさ過ぎる。
 
 先日、オヤジも言っていました「もうワシも後3年や」 そら、出た、出た。

2000.04.11(22)

 

■モテナイ同士

 知人は三田で地鶏業を営んでいます。毎月1回、生まれたばかりの名古屋コーチンを400羽仕入れます。400羽の内50羽がメスです。オスの飼育期間が6ヶ月、メスが9ヶ月ですので経営効率を考えると全てオスの方がいい訳です。が、そこはそれ、オス鶏の生活に潤いを与えるためらしいのです。全部オスにすると立派な鶏冠(とさか)をして内股で歩く鶏が増えたら困ります。
オス350対メス50の比率ですが、メスの中でも数羽に人気が集中するというのです。人気のないメスはつぶして初めて分かることですが”玉 ひも ”が全く育っていないというのです。かたや、人気のメスは背中の羽がすり切れています。人気が集中するのは何もメスだけではありません。人気のないオスは”白子”が全く発達していないらしいのです。人間の世界ではこのモテナイ同士が結ばれることはよくありますが、鶏の世界ではないということです。
 
 私は思いました。鶏に生まれなくてよかった。

2000.04.13(23)

 

■カエル跳び

 私は朝のジョギングでは必ずポケットティッシュを持って走ります。朝の不測の事態に備えるためです。しかし、普段はわざわざティッシュなど持ちません。先日、飛び込んだ和式のトイレで、一呼吸おいてからトイレットペーパーがきれているのにハタと気づきました。さー、何を使おうかと思案しました。トイペの芯? 痛そうです。ハンカチ? 元々持ったことがありません。左手? そんな勇気はありません。靴下? もったいない。
 
 そして、誰も入って来ないことを祈って、隣の個室までカエル跳びで移動することを決意しました。

2000.04.17(24)

 
 

■銀行振込

 「語尾上げよりお買上げ」いただいたお客様のコメント欄に「忙しくて外にでられないのでネット販売は非常にありがたい」と書かれていました。しかし、支払方法を見ると銀行振込を希望されています。お客様で銀行振込を希望される方は振込手数料お客様負担ということもありほとんどいらっしゃいません。まして、忙しい漫画家さんなのに銀行振込とはおかしいなあと思っていました。そして、理由がわかりました。2度目のメールで「今日傘が届きました。インターネットバンキングにて振り込みました。」
ひぇー。そんな方法あったんですか。知りませんでした。ネット販売者の端くれとして 勉強不足でおはずかしい限りです。
 
 しかし、これで、あの客をなめきった銀行に行かなくていい時代が来たと思うとうれしくなってきます。

2000.04.20(25)

 

■日傘は黒?

 一昨年あたりから黒の日傘が売れています。理由は簡単、テレビで実は黒い日傘の方が涼しい?という番組がかなりあったためです。私は残念ながらその放送を一度も見ていませんのでなんともいえないのですが、多くの人が紫外線と熱線をごっちゃにしているのではないでしょうか。最近問題の紫外線は確かに同じ素材なら黒の方がカットされます。(UVチェッカーで測りました)しかし、熱線(赤外線)は黒の方が吸収します。小学校で冬は黒い服の方が暖かいと私は教えられました。ということは、黒は紫外線をカットするが白より暑いと言うことになります。また、見た目も非常に大切です。昔から日傘は白のイメージです。涼しげです。
 
 従って、私の結論は外側は白で内側は黒の日傘が紫外線をカットし、見た目涼しいベストの日傘ということになります。
間違っても外側が光っている日傘はやめてください。あの日傘を見るとイライラしてきます。

2000.04.28(26)

 

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