2005.3.26 | 店長おとぼけコラム
2005年1月~3月
■ポケットフラット
色々な傘を仕事がら見ますが、この傘はなかなかよくできています。畳んだ時、薄い。ここまで薄く出来た秘密は中棒を従来の丸型から長方形に変えたことです。傘生地もしっかりしたポリエステル、重さも160gと軽く、これで値段が525円。驚きです。
欲をいえば骨の長さ(傘の大きさ)が50cmでなく55cmになれば完璧です。今のままでも十分ではありますが。残念ながらハローレインでは扱っておりません。お近くの雑貨店に置いてあるはず。
2005.03.26(434)
■既得権
かたい話で すみません。既得権に守られて生活している人がおそらく、日本国民の半数以上はいるはずです(感覚として7割かも知れません)。そうでなければとっくに 政権は変わっているはずです。ハッキリ言って、既得権の内側にいれば楽です。ワタシも既得権の内側にいれば人に何と言われようが失いたくありませんし、守ろうとします。人の生活より、自分の生活が一番大事だからです。ですから、既得権はそう簡単にはなくなりません。正面切ってぶつかってもはじきかえされるだけです。しかし、今回の企業買収の騒動で、上から攻めれば既得権も結構もろく壊せることが理解できました。
野球の球団で新規参入をあれほどかたくなにはばまれても、今回うまくいけば横浜とヤクルトを手に入れることが出来るわけです。ソフトバンクもそうですが、上から攻めれば何と簡単なことか。その辺を若いベンチャーは知っています。
2005.03.24(433)
■企業買収
最近の一連の騒動のおかげで、日本国民は急に企業買収に詳しくなってきました。 立会外取引、TOB、ポイズンピルとかほとんど麻薬の一種かと間違うような言葉も登場して、興味をひきます。そんな『手』があったんか、と感心したり、次はどんな『手』が出てくるかと結構ワクワクしてみているのはワタシだけでしょうか。個人的な意見ではフジを買収してもらって、新しいメディアの形を見せて欲しいと思います。今の地上波テレビ番組は笑っているか、食べているだけ。あまりにもお粗末でひどすぎます。
もうひとつ是非買収して欲しいものがあります。この国、『日本国』。ここはひとつ、トヨタに買収してもらって、経営を任せてみたい。年金問題に赤字国債など一気に改善するはずです。民主党よりトヨタです。本気です。
2005.03.20(432)
■宝塚歌劇
好きな人は本当に好きですが、毛嫌いというかゲテモノ扱いする人も結構多く、両極端に分かれているのが特徴です。この宝塚は相撲と構造的に非常に似ています。相撲は横綱を頂点に谷町がいます。宝塚はトップスターを頂点に、谷町がいます。しかし、相撲と宝塚ではかかるお金が一桁相撲の方が多いといわれてます。あと、両方とも『育てゲー』。駆け出しの時から目をつけた男役(相撲は力士)を育てるのです。これが楽しい。すごく身近なのです。娘の学芸会を見ている感覚です。
特に目をつけた男役がいるわけではないのですが、この春からワタシも宝塚にはまることになりました。
2005.03.15(431)
■住民基本台帳
誰でも閲覧できると初めて知りました。この台帳には名前はもちろん住所、生年月日、性別が記載されています。家族構成まで容易に分かるわけです。これで理解できました。子どもの入園、入学時にタイミングよくDMが山ほど送られてくるわけが。これなら、名簿業者は容易にリストを作成できます。
これで思い出したことがあります。40年程前、まだ電話が普及しだした時、電話のある家は玄関に、電話番号が記載された幅15cmほどのプレートが貼り付けてありました。どういうメリットがあるのか今も分かりませんが、学校帰りの道すがら、そのプレートに書かれた電話番号を読みながら下校していました。そして、ある程度電話番号を憶えました。
今では考えられないことです。
2005.03.10(430)
■チューリップコミュニケーション
新潟のチューリップとおつき合いをさせていただいて今年で5年目です。毎年、新潟まで出向き、チューリップを摘んでくるのですが、5年目という節目と震災10年ということで、今年は新潟の方が岡本までチューリップを持って来ていただけます。それに先駆け、チューリップの球根750個が届き、鉢に植えて各店舗に配りました。本当は今頃植えたのでは遅く、花が咲くかどうか分からないということですが・・・。
昨年、新潟は夏は洪水、そして秋は地震と大変な年でした。その時、『40年前、洪水、地震があって、その冬は豪雪だったんで、雪を心配しています。』とおっしゃっていました。12月時点では『暖冬です』 と電話をうけたのですが、年が明け、とんでもない豪雪になりました。やはり、歴史はくりかえすのでしょうか。チューリップも1週間ほど例年から遅れているようで、予定通り、4月17日に春祭りが出来る事を願っています。
咲いて頂戴よ!
2005.03.07(429)
■ワニ釣り(2)
2回目のワニ釣りです。今回の遊園地のワニは小ぶりで1.5メーターほどしかありません。サオも竹でした。前回のワニは3メーター以上ありましたので、太い木の棒でした。肉をビニール糸の先に付けワニの顔に近づけます。ワニはタイミングを図って飛びついてきます。それをかわして喜ぶのです。肉を食われても今回はワニが小さいのでバトルをして、口から肉を奪い取ることが出来ました。ベトナム最大の遊園地とはいえ、たまらなくつまらない子供だましのアトラクションばかりですが、このワニ釣りだけは日本人も大喜びします(我々だけか)
1回30円です。日本では安全面でまず不可能なアトラクションでしょう。
2005.03.06(428)
■地中美術館
??
その名の通り、地下3階建ての美術館です。安藤忠雄さん設計で瀬戸内海に浮かぶ直島にあります。岡山宇野港から20分。この美術館がすごいのは建物自体も作品で展示物と一体化して表現しているところ。特にモネの横6mの大作『睡蓮の池』が飾られている空間を見た時は息を飲むような美しさがありました。そのスペースとモネの作品が調和しているのです。また、ジェームズ・タレルの直島の『空』を四角に切り取ったそのスペースは、最初それが『空』だと分からなかったほど一体化していました。『空』がこれほどきれいなのかと思わされました。
もうひとつの特徴は、来館者が若い人たちばかりです。これがいい。なにとぞ、おばはんがどっと押し寄せないで欲しいものです。静かにしておいて。そんな、すばらしい地中美術館です。
(館内はもちろん撮影禁止。しかし、トイレを撮影させていただきました)
2005.03.04(427)
■しかと
『エリザベス女王しかと』
と、テレビで言ってました。
「『しかと』って何?」家人に聞きます。
「無視することやん。」
「49年間生きてきて初めて聞く言葉やけど、前からあるん」といって、テーブルの電子辞書で調べます。
『しかとー(花札の紅葉の札の鹿がうしろを向き知らん顔をしているように見えることからという)相手を無視すること』
「まともな日本語かあ」
と、ここまで会話した時、全く同じ会話を以前にもしていて、2回目であることを思い出しました。
学習障害です。
2005.02.26(426)
■ホイアン(2)
ホイアンの街並み
「ベトナムでどこが一番よかった?」と聞くと、ほとんどの人が『ホイアン』 と答えました。そんな好印象があったので、ホイアンは是非行ってみたい街でした。400年前、朱印船が行き来をして、日本とも活発な貿易をしていました。1000人程度の日本人が暮らしていたといいます。しかし、鎖国で日本人街も寂れていきました。そんな400年前の街並みが今も残っている世界遺産の街ホイアンです。
しかし、実際のホイアンの街は、バイクが細い道まで溢れていて歩きにくく、ゴミで結構汚い印象でした。『世界遺産やったら、もっときれいにせんかい』 『こんなゴミが多いんやったら、富士山も世界遺産になれる。』とか勝手なことをグタグタと言いながら散策をしたのでした。
はっきりいって、世界遺産の良さが理解できないで終わりました。京都の街並みの方が数段上です。『もっと、京都の人は街並みを大切にして欲しいなあ。もう手遅れか。』そんなことを思わせたホイアンでした。
2005.02.24(425)
■ホイアン
ベトナム中部の世界遺産にも指定されている古い街です。ここには小さなテーラー(仕立て屋)がやけに多いのです。小さな街に30件くらいはありましょうか。最近、社長になった知人にみんなでオーダースーツをプレゼントすることにしました。よさそうな小さなテーラーに入りオーダーしました。10カ所くらい採寸して、『じゃ、明日ホテルに届ける』と言います。お値段はなんと75$(約8000円)。もちろん服地込みの値段です。
翌日届けられたスーツを新米社長はさっそく着て、いたく、いたく感激していました。体にフィットした着心地は既製のスーツにはないものです。
翌日、日本料理屋で社長就任祝いを行いました。お支払いは当然、新米社長。お会計は10000円。スーツより少しお高かった。世の中、甘くない。
2005.02.21(424)
■コロッケ
38才のタンさんはコロッケが嫌いです。というよりジャガイモが嫌いです。理由を聞きました。「ベトナム戦争が終わって、食料がありませんでした。3ヶ月で出来るジャガイモをずっと食べていました。だから、もうジャガイモは食べたくありません。」丁度、日本でいえば70才前の方と同じ経験を38才の彼は経験しているのです。それを聞いて酒宴の空気がしんみりしたくらいです。飽食の日本では遠い昔のことでもベトナムではまだ30年前のことです。「だから、ラム君にも食べ物の大切さを教えています。」
何でも余るほどある日本ですが、いつ、何もなくなっても不思議ではないことを改めて感じたのです。ヒロシです。
2005.02.19(423)
■就職活動
商船大学という特殊な学校でしたので、就職活動というのは経験がありません。大学側に来た求人の中から選ぶだけでした。 あまり深く考えず(今もですが)就職先を決めたものです。船で太平洋を航海して帰ってくると、就職なんて小さな事でどこでもいいという感覚になりました。
最近の就職活動はインターネット抜きには考えられないようで、まず、「エントリーシート 」なるもので応募するらしいですね。資生堂のエントリーシートを見せてもらいましたが、結構、難しい質問が並んでいました。
■『充実した孤独』を手に入れようとしている自分自身にメールを打ってください。
ヒロシです。「充実した孤独」ってどこで買えばいいのか分かりません。
2005.02.06(422)
■2月
夜半からの雪が うっすらとつもり、それが凍結しています。出勤の自家用車がスリップして道路を下っていけず、そこここで、立ち往生。バスもスリップ。それ以降 バスの運行は見合わせています。停留所の皆さんはしかたなく駅まで歩くのです。ブーツを履いたお嬢さんはガードレールにつかまりながら、ソロリソロリと歩いています。こんな光景は2年に1度くらいあります。
寒い2月のスタートです。
2005.02.01(421)
■もうひとつの増税
サラリーマンには関係ないので 新聞などで大きく扱われていませんが、ワタシから言わせてもらえば『もうひとつの増税』が始まりました。事業者特に個人事業者(いわゆる個人商店)はこれまで売上げが3000万円以下なら消費税を納めなくてよかったのです。それが、今年から売上げが1000万円以上あると消費税を納めなくてはならなくなりました。これは、個人商店のほぼ全員ということになります。一般の方から見れば当たり前のことで、『今まで消費税を納めない方がおかしい』と感じられていると思います。しかし、零細個人商店にとってこの益税を含めてもギリギリの収入なのです。納めるべき消費税を大雑把に計算すると2000万の個人商店で20万、3000万円で30万円程度の消費税を納めることになります。春先、一括、現金で払うことになり、大きな出費です。
この法改正が知らない内に、簡単にアットいう間に決まりました。どんどん増税の法改正が始まります。消費税率アップももうそこまで来ています。
2005.01.28(420)
■大盤振る舞い
昨年11月に神戸中央区の海岸沿いに「なぎさの湯」がオープンしました。いわゆるスーパー銭湯です。入浴料は700円。その「なぎさの湯」が、年賀状の下一桁が「2」なら、入浴券1枚、「26」なら入浴券6枚をプレゼントしてくれるというのです。いくら、平日のみの入浴券とはいえ、ちょっとおかしい。「なぎさの湯」のHPを見てもそのような情報はなし。しかし、その情報はひろまっていました。半信半疑で「なぎさの湯」へ行って、年賀状を差し出すとなんと本当に入浴券をくれました。それも32枚。前のおっさんは60枚もらっていました。『ちょっと、気前よすぎ、ちがうん。』平日の客は増えるかも知れませんが、ほとんど無料の客ばっかりになりそうです。
交換は1月中、さー急げ。
http://www.nagisa-u.com/index.html
2005.01.25(419)
■サツケンサンバ
右の箱、何だと思われます?弁当箱ではありません。何と、簡易偽札チェック機。早い話、お札の透かしの有無を確認する物。透かしってそんなに見にくいものでしたっけ。この機械(と呼べるかどうか)がすごいのはボタンを押すと、何と、内蔵のLEDが発光して丸い所から光が出るところ。そして、市販のタッパウェアを流用しているところ。なんと、価格が4725円で本当に販売しているところ。そして社長のコメントがすごい。「もうけよりも、この商品が犯罪の抑止に役立てば」と述べておられます。
もうひとつすごいのは、神戸新聞で記事になったところ。やー、感動しました。
2005.01.21(418)
■臥薪嘗胆(がしんしょうたん)
娘の就職試験で四文字熟語が5問出題されたというのです。
「『焼肉定食』は出た?」とワタシ。そこに入ってきたのが家人。
「へー、『焼肉定食』は出た?」 と同じ事を言います。情けない。こんなレベルの家族です。
そんな話から、中国と日本の歴史の話になり、
「日本の歴史で大化の改新645年以前の出来事って何かあった?中国なんか紀元前からもう戦争やってるからすごいなあ。進んでたんや。中国4000年やねえ。」
「そのわりに今、日本より遅れてるなあ」
2005.01.19(417)
■10年
今朝の神戸は雨です。震災から10年目の朝です。震災に遭われた方にとってはそれぞれの思いのある10年だったと思います。ワタシ自身の感想は、10年って早かった。震災直後の神戸の惨状を見ると、『これは復興に10年はかかるなあ』と感じましたが、箱もの(ハード)は数年で元通りになりました。簡単に元通りにならないのは『人の心』です。これは15年、20年かかっても元通りにならないものがあるでしょう。人生って考えてみればうれしいことより、悲しいこと・つらいことの方が多いような気がします。それでも日々楽しく生きていかないと、これまた人生じゃありません。
10年で一区切りつけましょう。
2005.01.17(416)
■ウェディングアンブレラ
2年前、ユニバーサルスタジオが結婚式を始めることになり、雨に備えてウェディングアンブレラの依頼がありました。『骨も中棒も手元も白』等かなり詳細なご希望がありましたが、半分くらいしかお応えできませんでした。お応えするには全て特注となり金額が合いませんでした。それからも、ホテルなどからウェディングアンブレラの問い合わせが結構ありました。考えてみれば独立チャペルがあるところは式当日雨の場合どのような傘を使っていたのでしょう。需要はあるはずと考え、純白の骨から作ることにしました。そして出来たのが右の傘。
2段フリルのついた華やかな新婦用とシンプルな新郎用です。
2005.01.16(415)
■書き損じ
年賀状の書き損じを郵便局へ交換に行きました。
「お年玉年賀状なので抽選後に交換されませんか?」(その日は1月14日でした)
(しもた!)と思いつつ「いいです。切手に替えてください」
「手数料1枚につき5円ですので、80円切手9枚になります」
といって、普通の切手を渡そうとしたので、
「そこにおいてあるバラの記念切手がいいんですが」
「交換の場合は記念切手はお渡しできないんです」
「なんで?同じ80円ですよ」
「・・・・・」
(まっ、いいか)
やはり、郵政公社は早く民営化しないかんですね。公務員自身が組織を変えようとしても無理。根本から変えないと、表面だけの改革に終わってしまうことを「年賀状書き損じ」からも感じたのです。
2005.01.15(414)
■春よ来い!
寒い日が続いています。しかし、これからが冬本番です。そんな中、近くのあのTシャツプリントショップでおもしろいTシャツを発見しました。思わず笑いました。ショップオーナーはこのコラムにもよく登場の岡本一のラテン的人物。
『春よ来い! 早く来い! 客も来い!』
その気持ちよく分かります。子供が春を待つより、切実です。
2005.01.12(413)
■青年の主張
90年からは『青春メッセージ』に名称が変更になった、あの『青年の主張』が今年からなくなったというのです。真面目に主張すればするほどお笑いネタにされたりしたものでした。応募者も半減。もう、20才の成人が声高に主張するというのが時代に合わなくなってきたのでしょう。行動なりで一生懸命打ち込んでいる姿は美しいと思いますが、主張するだけの姿はチョットむなしくも感じていました。
そんな 今年の成人の日です。
2005.01.10(412)
■2005・夢
最近の日本人は何か「夢」を持っている人が少ないような気がします。若い人でも老後を心配してるし、ましてや、50才も過ぎると途端に現実をおびて、一層不安になるわけです。これだけ経済的に豊かな国なのに何故こんなに不安で夢のない国になったのでしょうか。確かに500兆円の借金がありますから、実はほとんど破綻しているのかも知れませんが、世界第2位の経済大国です。(何か矛盾している)
ベトナムは国が出来て30年。確かに貧しい。けれども夢があるような気がしてなりません。ちょうど、昭和30年代の日本とイメージが重なるのです。貧しいけれど夢がある。その辺にベトナムが好きで癒される訳があるのでしょう。
今年も夢だけは胸いっぱいに持って、マイペースでいきたいものです。今年も店長コラムをよろしくお願いします。
2005.01.04(411)
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