ふつうの人から豊かになろう

民進党が北海道５区の補選で始めて使ったキャッチコピー。自民党の『１億総活躍社会の実現』に対抗するためですが民進党にしては、かなり上出来のキャッチコピーだと思います。そもそも『１億総活躍社会の実現』というキャッチはなにか薄っぺらい嘘くさいものです。私の好きな辛酸なめ子も「『１億総活躍社会』って日本は１億２千万いるのに初めから２千万人切り捨てられている」と言っております。

４０年前８０パーセントの人が『私は中流である』と思っていました。これはすごいことです。まるで理想の共産国です。それが現在、アメリカ、中国に比べればましとはいえ格差が広がる国になりました。そこで『ふつうの人から豊かになろう』は多くの人が思い願っていることです。今年の参院選はこのキャッチコピーで民進党の印象も少しは変わるでしょう。中身は同じでも。（885）