戻る

戻る

2005.9.30 | 店長おとぼけコラム

2005年7月~9月

■8時59分

千歳空港発、伊丹空港行きの飛行機が予定より大幅に遅れ出発しました。伊丹空港は騒音規制のため午後9時以降の着陸は出来ません。1分でも過ぎればだめだといいます。その場合、関空へ着陸するというのです。『ちょっと、車も伊丹に預けてあるし、関空から伊丹までバスで1時間半かかるし、困ったなあ』と思っていたのですが、もう機長に身を預けるしかありません。機長アナウンスがあり、『着陸予定時刻8時59分です』
『えーまだ、松本上空や、もっと飛ばさんかい。この調子やと9時過ぎるぞ』と 心で機長にエールを送ったのです。その直後、機内で拍手が起こりました。『伊丹に着陸できそう?』いえ、阪神の優勝が決まったのです。こころやさしい大阪人は余裕があります。

その2分後、無事伊丹空港に JALの機体は着陸しました。時刻は8時59分。阪神も伊丹もホントよかった。

2005.09.30(475)

■米作り(14)

19日は稲刈りでした。コンバインでやれば30分程度で終わるのですが、そこはお遊びですから、鎌で手刈りし、ワラでくくって乾燥さすのです。ほんとうはこれを天日干しにすれば甘みが増し、なお美味しいお米になるのですが、手間がかかるため今年はパス。20人ほどで2時間手刈りしましたが、4分の1しか刈れませんでした。午後からコンバインが助っ人にはいり、あっという間に稲刈り脱穀まで終わりました。文明の力はおそろしく、人間の力はひ弱です。
コンバインはまず稲を刈り、穀粒を穂から取り外し、茎と葉っぱは10センチほどにカットしてコンバインの後ろから田圃に撒きながら進んでいきます。田圃の肥料になるのです。ほんとうによくできています。集めた穀粒は籾殻がついていますので、別の場所で籾を取らなければなりません。

コンバインの後ろから5キロの袋に詰めた『無洗米』が出てくるようになれば大したものなのですが、ここまでいくにはあと100年かかりそうです。

20050920

2005.09.20(474)

■原状回復

店を借りて商売をされている方ならご存じですが、一般の方にはなじみのない言葉です。これは賃貸契約を終えた時、借りた時の状態にして大家さんに返すことを意味します。しかし、現実にはこれがあやふやな時が多いのです。しっかりした貸し主なら全てスケルトンの状態(コンクリートがむき出しのなにもない状態)に常に戻すことを求めます。しかし、たとえばブティックで内装が手を入れずに使える時は次の借り主はそのままの状態で借りることを希望します。内装費が節約できるからです。こういうところから『原状回復』の状態が変化して混乱するのです。
店をスケルトンの状態にするにも費用がかかります。10坪程度の飲食店なら50万(廃材消却含む)、ブティックで30万円程度はかかるはずです。バカには出来ない金額です。

ですから、こつこつサラリーマンで長年働いてこられた方は間違っても退職金で『商売を始めよう』などと決して考えてはいけません。『儲からなくていい、食べられたらそれでいい。』と商売を始めようとする時、大抵の人は謙虚に言います。しかし、そう考えた時点で、すでに商売は間違いなく失敗しています。簡単に食べられるような商売はないのです。岡川のいう『成功は1500人にひとり』。限りなく当たっていると思います。
退職金を大切に持って、金のかからないボランティアに励むことをお奨め致します。

2005.09.06(473)

■北海道好き

高校時代、原付で北海道一周をしました。北海道大学を受験だけしました。新婚旅行もバイクで北海道一周です。とにかく、北海道が好きでした。あの広い大地がボクを呼んでいました。その後時は流れ、いつしか北海道熱は冷め、最近はベトナムに向いておりました。しかし、先日新聞で『北海道 25800円』という文字が目に飛び込んできました。2泊3日でこの値段。久しぶりに高まるこの感情をどうしても抑えきれず、即、申し込みました。
札幌ドームでイチビリ新庄を見よう。イサムノグチの「モエレ沼公園」、野幌森林公園 、久しぶりに訪れる小樽。考えただけでワクワクしてきました。昔の思い出に会えそうです。

2005.09.03(472)

■乗鞍2005

今年も乗鞍マウンテンサイクリングに行って来ました。標高1400m地点をスタートして2800mの雲の上のゴールまで23kmをひたすら登るだけのレースです。とにかく、こがなければ進まない、動きを止めれば自転車がこけます。自転車操業とはこのこと。後半は苦しくて目の前の道路だけを見て ひたすらこぎました。遙か彼方のアリのように見える選手を見たらやる気がなくなります。毎年同じことをいいますが、このレースは本当に『人生』を感じます。年々タイムは落ちます。2時間41分。トップは1時間を切ります。因みに頂上から下るだけで40分かかります。

20050901
3キロ地点まだまだ元気

2005.09.01(471)

■事務所移転

20050824
8月末で閉鎖する現事務所

 事務所を移転します。普通、事務所移転というと『事業拡大で手狭になったので・・』というのを聞きますが、ハローレインの場合逆で、『事業縮小につき』移転します。今の事務所は広くていいのですが家賃が高くもったいない。『ハローレイン』発祥の場所で、店舗を構えてから17年になりますが、時代が変わりました。インターネットで商売をするにはこんな広く、りっぱな事務所は不要です。変わりに仮想モールへ出店ということになります。新しい事務所は今も倉庫がある、直ぐ近く(徒歩1分)のマンションの3階です。倉庫と事務所2部屋になります。

2005.8.24(470)

■コンビニと携帯電話

この2つが『家』というものを崩壊させたと書いてありました。『家』という重要性が薄れてきました。大変危険な状況です。

最近、鳥取の境港、兵庫の相生 それぞれのペーロンボートのチームにお世話になりました。両チームに共通することは、大人から中学生までいや、小学生まで『大家族』なのです。子供は大人のいうことを聞いて実によく動き、もてなしてくれます。こういうなかで、人間が形成されるのでしょう。実に羨ましく思いました。今の都会の教育にかけているのはこういうところでしょう。

『昔は子供がよーけいて、ほったらかしやったのに、わるい子は少なかった』と親が言っていましたが、それは『家』という組織がしっかりしていたのでしょう。

2005.08.23(469)

■境港

20050820
目玉オヤジの街灯

 鳥取県の『境港ペーロン大会』に誘われて行ってきました。境港といえば『ゲゲゲの鬼太郎』の作者『水木しげる』のふるさと。そこには水木ロードという通りがあり、かわいいキャラクター(お化けですが)の像がいたるところに飾られています。どれも小さくて品がいいのです。年に1,2個は酔っぱらいが持っていくらしいですが、その気持ちが分かるくらいかわいいものです。境港は『ゲゲゲの鬼太郎』で結構観光客を呼んでいるのには驚きました。

ペーロン大会は超ローカルなお祭りのような大会で、前夜は地元チームが採ってきた新鮮なさざえ、あわびに舌鼓をうちました。境港 想像以上にいいところでした。

2005.08.20(468)

■デジカメ

20050819

 傘の商品写真を撮るため、3年前にMINOLTAのデジカメを10万円で購入しました。そのカメラが落としてもいないのに故障しました。修理の見積りを取ると『2万7千円』。小型のデジカメなら新品が買える金額です。『高いなあ』と思いましたが、選択肢は修理しかないので修理をお願いしました。しかし、数日後『部品がないので修理は出来ない。修理代で最新の物と交換します』と連絡が入りました。たった3年前のデジカメの部品がもうないのです。

何か割り切れない気持ちで受け取ったのが右の『DIMAGE A200』。3年の間に機能は随分と進化しています。800万画素。こんな画素数必要ないのですが。どこまでも進化しますデジカメ。過去の物はドンドン切り捨てながら。

2005.08.19(467)

■米作り(13)

稲は順調に成長しています。昨年は大量の稗(ひえ)攻撃に苦労しましたが、今年は稗は生えていません。田植えの時に撒いた大豆と米ぬかチップが腐って田圃の表面を覆い、稗は窒息したのでしょうか。おかげで、6月はその鼻が曲がる程の臭いで周りの住民は大層迷惑されたとか。ご迷惑をおかけしました。

稗はなくても無農薬ですから雑草は生えます。その雑草が稲の成長を阻みます。雑草が多いところは稲の成長も少ないのです。田圃に入るとそのことがよくわかります。養分が雑草に奪われているのが。

話は変わりますが、ここ美山でも米を作る人が高齢化で減っています。団塊の世代が大量に退職されたら、是非 今度は農業に精を出していただき、日本の農業を支えてもらいたいと思うのです。都会に住んで、週末 車で作業に行けばよいのです。そのために無駄な高速道路が日本中に張り巡らせれているのです。

20050817
雑草が生えているところは稲の成長も悪い

2005.08.17(466)

■門限

大学時代は寮生活でした。1年生から4年生までの4人部屋。窮屈と思われがちですがそれはそれで大変楽しい寮生活でした。自由な生活を謳歌しました。
先日、我がドラゴンボートチームに甲南女子大学の1年生が仲間に加わりました。その娘は寮生活ということで、聞くと門限が午後10時と言います。驚きました。これはワタシが学生だった30年前と同じです。まだ、続いていたのです。外泊の時は親のハンコが必要なのも30年前と同じ。しかし、実際は自分で親のハンコを押すのも同じでした。

違うのは、寮にセコムが設置されたこと。窓から脱出できなくなりました。30年前より厳しくなったわけです。セコム破りは罰金と1ヶ月の外泊禁止です。

2005.08.04(465)

■明治村

愛知県犬山市にあります。開園から40周年ですから、日本のテーマパークの草分けです。小学校6年の時に行って以来37年ぶりでした。『愛・地球博』の未来志向の博覧会とは対照的に100年前の明治という時代に触れるのもいいものです。人が少ないのが一番です。京都市電は実家の近くを走っていてよく乗っていました。あんなに小さく窮屈だったかと改めて感じます。フランク・ロイド・ライト設計の帝国ホテルも見応えがありました。テーブルも椅子もデザインが今見ても斬新です。
豪商東松家(とうまつけ)の3階建ての町家もみごとな柱の作りです。東松家は金融業で大もうけをしました。

100年前も今も消費者金融業でボロ儲けできるのは変わらないようです。

2005.07.26(464)

■輻射熱

結構恥ずかしいのですが、完全遮光日傘をテストのために愛用しています。最近気が付いたのですが、真夏より、5月、6月の方が完全遮光の『涼しさ』が実感できました。昨日は最高気温が神戸では33度でした。この暑さですと完全遮光といえども劇的な『涼しさ』がないのです。それは道路の輻射熱が原因です。岡本は石畳です。この石畳が太陽熱で焼け、熱を持っているのです。これが下から上がってくると完全遮光でも防げません。暑い。直射日光の赤外線は完璧にカットしても、輻射熱も暑さの大きな要因です。

20050721

2005.07.21(463)

■赤外線計測器

紫外線計測器は当然持っております。これからは紫外線ばかりでなく赤外線にも注目していかなければなりません。それで赤外線計測器が欲しいのですが、ハンディタイプのモノはないようです。というのは『ポリの日傘は暑く、綿の日傘は涼しい』という間違った認識を覆すためです。

これは、衣料ではポリ100%は空気の通りが悪く、また、汗も吸収しないので確かに着ていて暑いです。その点、綿の衣料は空気の通りがよく、吸汗性も高く涼しいです。この潜在的な意識があるので、日傘についても同じイメージを持つのです。が、こと日傘の場合、『涼しさ』は空気の通りではなく、赤外線の透過が一番『暑さ』に影響を与えるのです。現に完全遮光の傘はポリ100%ですが涼しいです。これは赤外線を100%カットしているからです。空気の通りではありません。このあたりを赤外線計測値で説明したいと思っているのです。

2005.07.19(462)

■日本一の龍になる

7月17日は『日本国際ドラゴンボート選手権』です。ドラゴンボートは漕ぎ手20名と太鼓、舵取りの合計22名で競います。今年は選手が若返り、岡川の次男(16)と18才の大学生も加わり(岡川家は嫁も漕いでいます。すばらしい)、選手層は16才から54才までとなりました。年齢を超えて、ゴールに向かって心をひとつに漕ぐのは気持ちがいいものです。もちろん日本一にはほど遠く準決勝進出が目標です。今年は40才以上で漕ぐ、『シニアの部』にも参戦。ここでは日本一を目指します。

といっても、参加は3チームです。しかし、いつも言っています。何事も一番になるのは大変です。

20050710

2005.07.10(461)

■黒より穴

2年ぶりに川島織物さんに行き、日頃疑問に思っていることを聞いてきました。商品開発部の後藤さんからのお話は説得力がありました。詳しいことはまたレポートとしてまとめます。
『色によって紫外線のカット率はちがうのですか?』と言う質問には意外にも『色によってそんなに違いはでません。それより『穴』のほうが重要です』という答えが返ってきました。と言うことは黒の日傘より織りの密な、またはフィルムのような生地の方が紫外線は通さないということです。

また気になっていた、耐光堅牢度(日に焼けにくい度合い)はやはり、綿などの天然素材よりポリエステルの方が勝ります。綿の日傘はポリエステルの日傘に比べて日に焼けやすいということです。しかも色の濃い方が焼け方もひどいのです。なぜなら紫外線を吸収するからです。一般的には黒の綿の日傘はもっとも日に焼けやすいということです。以前、店をやっていたとき、黒の傘は置いておくだけで生地の山が白くなり困りました。

20050707
この写真を撮ったのはどういうわけか『お怒りコラム』の岡川。
なんでこの場にいるのか不思議です。

2005.07.07(460)

最新記事