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2003.7.28 | 店長おとぼけコラム

2003年4月~7月

■冷たいヤツ

大学生が食堂で「冷たいヤツひとつ」と注文したらしいのです。これは「冷奴」を読み間違えたのです。冗談のような話が今朝の新聞に載っていました。ここまでいかなくても読み間違いはしょっちゅうあって結構恥をかきます。
「団塊の世代」。これはよく間違う典型的な言葉です。銀行の会議室で担当の不動産屋が「わたしらダンコンの世代は・・・」と言ったときはみんなキョトンとして、どう対処していいか迷いました。先日は「ぼくらダンキの世代は・・・」と言われた時には一瞬、何を言うたはんのか理解できませんでした。

この世代って数が多すぎてまともな教育が行き届かなかったのかと考えてしまいました。

2003.07.28(274)

■心はひとつ

梅雨がやっと明けた昨日で今期のドラゴンボートレースが終わりました。ドラゴンボートとは20人の漕ぎ手、太鼓、舵取りで構成されます。直線の水路をヨーイドンで競争する単純明快なレースです。単純ですがやればやるほど奥の深さが身にしみます。一番大切なことは全員の心がひとつになってパドルが揃うことです。昨日のレースは混成チームで初めて漕ぐメンバーもいたため、後半パドルが乱れまくりました。そうすると船が体に感じるほど急に減速するのです。こんな体験は初めてでした。20人が揃わないと、一生懸命漕ぐことが逆にブレーキになっているのです。

この現象ってどこの組織にもヘタすりゃあるんではないでしょうか。あー、奥が深い。

2003.07.27(273)

■初ETC

友達がETCを付けました。今日は始めて使用する日です。渋滞の有料道路出入口を横目に、ETC専用レーンを80キロで走り抜けるのが彼のあこがれです。「どけ、どけ」と減速もせずつっこんでいきます。そこにダンプカーが前に。「ダンプまでETC付けとんのんか、じゃまや」と通り抜けた時には横の一般レーンと同じ時間がかかりました。次の出口では専用レーンがなく「一般/ETC」レーンを並んで降りました。結局、初ETCは大した効果もなく、この男の人生を見るような結果に終わりました。

ワタシも昨日 初ETCでした。専用レーンがない入り口で料金所のおっちゃんがビックリしたはずです。止まらずに走り抜けるワタシの車を見て、不正通行と思ったはずです。だって、ETCがついてそうな車やないんですよ。

2003.07.21(272)

■職人

ワタシの母は40年前から傘の中縫いをしておりました。中縫いとは8枚の3角形の傘生地を縫い合わせていくことです。当時、1本仕上げて工賃は80円でした。驚くことにその工賃は今も同じです(数年前に母はやめていますが)1本仕上げるのに数分かかります。当時としては高い工賃だと思います。
まわりに職人が本当にいなくなってきました。このままでは日本の物作りが廃れていくのは目に見えています。職人の収入が低いのがひとつの原因でしょう。せめて、サラリーマンの収入以上あれば職人になろうという人は増えます。そうはいかないのが現実なんでしょうが。

傘作りも日本では前原光栄さんと米田商店さんだけになってしまうかもしれません。
今からワタシがやるわけにいかないしなあ。

2003.07018(271)

■紫外線と日傘

「なんで黒い日傘は紫外線をカットするか?」「黒い日傘は涼しい?」「スパッタリング日傘って本当に紫外線をカットするの?」ここ2,3年疑問に思っていたけれど、誰も明確に答えられない疑問を解決出来ました。完全遮光の生地を作っているメーカーの技術者に直接お会いしてレクチャーを受ける機会を得ました。

結論。やっぱり完全遮光の生地で作った日傘は100%紫外線をカットし、なおかつ、赤外線までもカットするので涼しいことが分かりました。詳しくは『紫外線と日傘』というレポートにまとめますので読んでください。夏が終わらない内にはアップします。

2003.07.09(270)

■筋肉痛

相生のドラゴンボートレースは3レース、久しぶりに死ぬ気で漕いだのです。その翌日 体は不思議とどこも痛くありません。『俺って、体力あるやん』と思っていたのもつかの間、2日後に筋肉痛が出たのです。聞いたことがあります。小学校の先生も、運動会のあと、若い先生順に筋肉痛が始まるらしいのです。

このことを話すと傍らの女性は『わたしもよくあるわ。いつの、何の筋肉痛かわからん筋肉痛が』

2003.07.08(269)

■三つ揃え

「マオカラー、男ポニーテール、作務衣 『うさんくさい奴』が好むのよ」と知人の女性は常々言っております。特にマオカラーのジャケットに名士の集まり?Lクラブのバッジなんか付けていようものなら、『うさんくささ』 は一気に10倍跳ね上がります。この3つの条件を見事に揃えた奴がテレビに出ておりました。

職業は「温泉旅館 建築デザイナー」 。倒れそうになるくらい、どこから見ても『うさんくさい奴』です。

2003.06.29(268)

■懐かしき友

今年の梅雨は本当にツユらしいツユです。近年このような梅雨はなかったように記憶しています。毎朝、目が覚めたら雨が降っております。傘屋といえどもいやになってきます。そんな雨の岡本の街を歩いていると懐かしい傘に出会います。12年程前に作ったシャンブレーの切り継ぎの傘。それは玉虫色の上品な色で、傘のシルエットがピタリとはまったきれいな傘です。遠くからでもすぐ分かりました。その彼は、随分前の傘なのにきれいにお使いいただいている様子でした。思わず振り返って見とれておりました。

懐かしい友と再会したような雨の朝でした。

2003.06.25(267)

■ハローレインビニル傘

20030623

 サンプルが出来上がってきました。早速、近所の有名読者モデル(ワタシはこの言葉を知りませんでした、若い子が憧れているようです)にお願いしてHP用の画像を撮影しました。さすがモデル、こちらが何も言わなくてもどんどんポーズをきめてくれます。撮影は3分で終わりました。お礼はハローレインビニル傘。安いもんです。(ちょいと、モデルばかり見ずに傘を見てくださいよ)

というわけで、ハローレインビニル傘は7月中旬から販売開始します。価格は950円。主に小売店さん向けに販売していこうと思っていますが、一般の方ヘの販売は3本単位でお願いする予定です。

2003.06.23(266)

■ブルースカイ傘

ご予約だけで500本をいただき、次回の入荷数になりましたので一旦予約を終了させていただきました。これまで1年間で300本程度の販売数でしたので、ここ1ヶ月弱の間に500本のご注文というのは驚きに値します。原因は何か?それは中日新聞さんが発行するミニコミ誌「Clife」に掲載されたためです。しかし、これまでも色々な雑誌に掲載していただきましたがいつも反響は10本程度です。今回はどうしたことでしょう。誠にありがたいことですが、不思議で仕方がありません。中部地方の方の琴線に触れたのでしょうか?

ご予約いただいた方へは、7月2日入荷で順番に発送していきますので、今しばらくお待ちください。

2003.06.18(265)

■ホタル祭り

毎年、友達の家へ「ホタル祭り」と称しては押し掛け、飲み食いして、近くの沢に乱舞するホタルを見るのが恒例です。ホタルは湿度90%以上の蒸し暑い夜が最も光ります。雨上がりが一番なのです。しかし、今回は気温が低かったせいか数匹しかおりませんでした。
帰宅後、何か気になり、自宅前の住吉川を橋の上からのぞき込みましたところ、いました、ホタルが。数匹飛び回っていました。

やったー、住吉川にもホタルが帰ってきた。

2003.06.14(264)

■空(そら)くん

ブルースカイ傘が好評をいただき、品切れ状態で200人以上のお客様にお待ちいただいております。そんな折り、出産の内祝にこのブルースカイの傘をご注文いただきました。その子の名前は「空」 くん。なんて素敵な名前、そしてその内祝いに空の柄の傘、もらった方も実に印象に残り、傘をさすたびに空くんを思い出すでしょう。

ほんとうにご両親、よくぞ選んでいただいたと感激しております。

(本文はご承認をいただいて掲載してします)

2003.06.08(263)

■かんさいニュース1番

この時期、毎年傘関係の取材が集中します。今回はNHK大阪の番組で「いまどき1番」というコーナーで傘を紹介するというものです。1時間半にも及ぶ撮影の最後の質問
「これからどういう傘を作っていきたいですか?」
「『ハローレイン』という名の通り、雨の日も楽しくなるような傘を作っていきたいです」
「すみません。NHKは店の名前出せないんです」

そうでした。とんと忘れていました。しかし、「Hellorain.com」とロゴが胸と背中に入ったベストは着ていましたからご注目下さい。

放送日:6月9日(月)午後5時5分からの「かんさいニュース1番」で5時25分から45分の間に2分ほど映ります。

2003.06.06(262)

■やまさきかずのり

20030528

 ワタシの好きなイラストレーターです。(特に愛はない)ことある毎にイラストをデザインして貰っています。その作品をみると女性が描いたものと間違えるほど繊細でカワイイものです。ハローレインが新しいジャンルのビニル傘に挑戦します。そのデザインもお願いしました。(右の画像はイメージ)傘に英語でメッセージが入っています「ぽっかりと浮かんだ白い雲に乗って、広い空をブラブラ散歩出来たらいいだろうね!」こんなビニル傘をさすと雨の日も絶対楽しくなります。

7月に発売予定です。価格は未定。

2003.05.28(261)

■ささやかな自慢

中学校1年の時、最初の英語の授業で先生が「世界で一番よく使われている言葉は何か分かる人?」という質問に、利発だったボクは「ハイ、中国語です」と答えました。みんな知っていることと思っていたのですが知らなかったのです。このことを知人に話したら「俺も中学1年の時、アメリカの動詞形(アメリカナイズですよ)を学年で一人だけ正解した」と言っていました。こんなささやかな自慢話ってみんな持っているんですね。それも35年も前の話なのに、すぐに出てくるのですから。

(こんな事書くと、メールで反応してくる人がいらっしゃいますが何卒ご勘弁下さい)

2003.05.23(260)

■代官山

15年ぶりに行ってきました。旧同潤会のアパートがなくなり再開発され街は様変わりしていました。しかし、クリスマス用品を1年中売っている「クリスマスカンパニー」や手ぬぐい専門店「かまわぬ」等は15年前のままでした。新しいものと古いものがうまく調和していて街が落ち着いています。人も店も気持ちに尖ったところがなく、歩いていても気持ちがいいのです。(ちょっと褒め過ぎか)

やっぱり「六本木ヒルズ」より「代官山」でしょ。

2003.05.22(259)

■日本音楽著作権協会

着メロの著作権料が70億円を超えたと新聞に出ていました。この協会、著作権に関して徹底しています。商店街のコンサートイベントでは必ず協会に自己申告して著作権料を払っています。これが結構高い。昨年のぽちのコンサート20曲で¥8000ほど払いました。
春のイベントでは地元中学校ブラスバンド部にマーチングをお願いしました。驚いたことに、後日 協会から電話があり、このマーチングで演奏した曲にも著作権料が発生するとのこと。「どこで知ったのですか?」「新聞です」恐るべし日本音楽著作権協会。

マイクロソフトが同じようなことをすれば、アジアのほとんどの国が潰れてしまう。

2003.05.20(258)

■デイサービス

和製英語。この業界だけは不況知らずでしょうか。そのデイサービスセンターから注文をいただいた傘に名前をプリントしていました。(転写プリントは自前でやってます。地味な仕事です)その場にたまたま居合わせたデイサービスの女性が「へー、こんな傘があるんや。デイサービスの人結構 こんな傘捜したはるけど、なかなかないわ」と言うのです。そういえば、デイサービスセンターから過去に何軒か注文をいただいていたのを思い出しました。

注文主からニーズを掘り起こせていなかったのです。直ぐにデイサービス用傘としてHPにアップします。(捜してもまだないぞ)もっと意識を持って日々の仕事に当たらないと肝心なものを見逃してしまいます。ボケーとパソコンの前にいたらあかん。

2003.05.17(257)

■時間指定

ハローレインでは商品お届けの時間指定を10時から2時間区切りの、何と14パターンの中から選択できるようになりました。ヤマト宅急便が6パターンですから、佐川急便の意気込みがうかがわれます。しかし、本当にこんなに細かく時間指定をされて対応出来るんでしょうか?とワタシがいうのもおかしな話ですが、佐川急便は「ハイ、対応します。でないと、ペナルティーで給料引かれますから」

また、お客様の方も本当に細かい時間指定が必要なのでしょうか?
佐川急便は「ハイ、ダンナがいないこの時間に届けてくれというニーズも結構あるんです」と言います。

時間指定はいない時に届けるという逆のニーズもあるのです。

2003.05.10(256)

■キーワード

どんな検索単語を使ってハローレインのホームページに来られたかを見ることが出来ます。4月は「傘」が圧倒的に多かったのに5月に入ると「日傘」が逆転します。不思議なことに「晴雨兼用傘」で来られるのはゼロに近いのです。そんな検索単語の中で目を引くのは「日光アレルギー」です。近年この症状でお困りの方が多いのは充分知っています。試しにYahoo!JAPAN(Google)で「日光アレルギー」をキーワードに検索すると、ハローレインのページがトップに上がってきました。

特にHPのソースにトップになるような仕掛けがしてあるわけではありません。(それを知っていればいいのですが)920件中トップというのは気持ちがいいものです。

2003.05.07(255)

■だんじり

ここ神戸ではこの5月4,5日と毎年だんじりです。各地区のだんじりが朝から晩までお囃子の音色と共に街を練り歩きます。この地で生まれ育った人はワクワクしておおいに盛り上がります。しかし、京都で生まれ育ったワタシにはどうもだんじりがピンときません。京都の祭りはいわゆる、シンキクサイ祭りばかりです。葵祭に祇園祭、時代祭とどれも粛粛と派手さは全くありません。しかし、これがいいのです。やはり1200年の重みがあります。祇園囃子なんか聞くと体の中から熱いものがこみあげてきます。

祭りはやはり生まれ育った地のものが一番です。

2003.05.04(254)

■根強い人気

ハローレインの実店舗を閉めて、かれこれ3年近くになります。それなのに今だに店を訪ねていただいて「傘屋さんではないのですか?」「傘屋さんどこいきました?」というお客様が結構いらっしゃいます。実にありがたいことですが、内心は複雑です。
先日も丁度、居合わせたラメ濱田が「今川さん、店閉めなかったらよかったですね。こんなにお客さん来ますやん」

「んー、早まったかもしれん。」

2003.05.03(253)

■ビニル傘

これまでのビニル傘は塩化ビニルで出来ていました。塩化ビニルは燃やすとご承知の通りダイオキシンが大量に発生します。また、ビニルに白い粉がまぶしてあるのに気づかれた方もいると思います。あれは、ビニル同士がくっつかないようにしているのです。
しかし、近年POE(ポリエチレンブテン)素材のビニル傘が急激に普及してきました。これは燃やしても有毒ガスが出ないので安全です。また、素材同士がくっつかないので大きな傘、ジャンプ傘にも対応できます。
このPOE素材で傘の新作を考えています。驚くような素敵な傘を考えています。

そう、春なので、アイデアが溢れ出てきて困っています。

2003.05.02(252)

■飛び道具

知人の会計事務所の先生がホームページを開設しました。HPの使い方がちょっと変わっています。先日も銀行ともめた時、「このことHPに書きまっさかい」 と言ったとたん、翌日支店長が菓子折を持って謝りに来ました。今度は講演資料の配達が間に合わなかった時、郵政公社に、またしても「このことHPに書きまっさかい」と言ったら「それだけはご勘弁を」と詫びの電話を入れてきたそうです。

「先生のホームページ、テポドンなみの飛び道具ですね」
「グフ、グフ」 と鼻水を出していました。

2003.04.27(251)

■雨男

岡本商店街の春祭りの責任者を今年も務めました。ところが去年に引き続き今年も雨。毎年雨です。いつの頃から「雨男」と決めつけられました。傘屋だから雨が降れば嬉しいわけではありません。実はこの時期は晴天の方が嬉しいのです。陽射しがきつくなるこの時期 晴雨兼用の傘が売れます。商売的にいえば単価の高い晴雨兼用傘が売れる方が実はありがたいのです。

カラ梅雨も実は嬉しいのです。雨が降らなくても梅雨という心理状況で雨傘も売れますし、晴雨兼用(日傘)も売れます。(冬はどちらも全く売れないのを憶えておいてください)

2003.04.24(250)

■野茂のように

大リーグ100勝は大したのもいやものです。でも、野茂は通過点ということで淡々と通常どおりの振る舞いです。野茂にとっては100勝は騒ぐに値しない数字なのです。
ハローレインのヒット数が10万ヒット目前となりました。こちらも、野茂のように通過点として悠然と見送りたいものです。(比較するには少しかわいそうですけど)

2003.04.22(249)

■「世界に一つだけの花」

ご存じSMAPのヒット曲。ワタシの現在の課題曲です。100回は聞きましたがまともに唄えません。曲のスタートも分かりません。典型的なオヤジの節回しになります。
それにしても槙原敬之、いい歌を書きます。(逮捕されて反省したのか)子育ての真理をついています。 そう、子供にはナンバーワンより特別なオンリーワンになって欲しいと願っています。

ワタシもヤスモンのオンリーワンをめざしています。が、花は咲かずに終わりそうです。

2003.04.13(248)

■ベトナム刺繍日傘

「今川は思いつきで行動する」とよく言われますが、仕方がありません、人生そのものが思いつきですから。今回の日傘もベトナムへ行ってから思いつきました。ベトナム刺繍は有名です。日傘にこのベトナム刺繍を施せばかわいい傘になるはずです。絵柄はうえのようこさんにお願いした、オリジナルのカワイイ柄です。手元は京都大徳寺「なちや」にお願いしてポップな漆塗りを発注しました。出来上がりが楽しみです。

夏が終わらない内に発売にこぎ着けたいと思います。ベトナムはスローですから。

2003.04.05(247)

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