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2001.6.30 | 店長おとぼけコラム

2001年5月~6月

■カプセルアンブレラ

20010630
ケース全長20センチ、
当時価格¥4900

 14年前、考えに考えて商品化した傘です。プラスチックのケースにミニ傘が収まっています。使うときは傘を逆に刺してケースを手元として使います。濡れていてもそのケースに収めると滴が垂れません。デザインは当時松下電器でエアコンをデザインしていた親友が無償で受けてくれました。「このデザインは21世紀まで通用する」と彼は豪語しましたが、実際、21世紀になっても充分通用する代物です。このデザインがすごいのはiMacがスケルトンを発売する10年も前に既に傘ごときでスケルトンを採用していた点です。

デザインは通用しても価格が通用せず今は生産をやめています。
この傘に商売の難しさ、楽しさを教えてもらいました。想い出の傘です。

2001.06.30(100)

■ムーチャン

ナニワの女社長、45才。性根が入っています。ハイヒールといつもスカートのスリットがずれているのが特徴です。ついでに行動もややずれています。先日もゴルフへ行くのに、友達へ「似てる名前のゴルフ場があるから間違うたらあかん」とわざわざ電話しておきながら、自分が違うゴルフ場に行ってしまいました。

この春、息子が入学した中学校から電話がありました。「この寄付金の額でよろしいんでしょうか?」「いくらになってます?」「600万」「ヒィエーーー。桁間違いました。」

2001.06.23(99)

■善次郎

大正15年生まれ。小学校の時、親父から「比呂史、男は一生勉強や」と言われて、目の前が真っ暗になったのを憶えています。よく勉強をする人で昔はいつも分厚い電気関係の書物を持ち歩いていたという証言があります。それなのに「アナログ回線」をいつも「アナグロ回線」と言っています。
祖父から「善次郎は東山や」といつも言われていました。その心は「高台寺(京都東山にある有名な寺、こうだいじ)」。子がだいじ、子どもに甘いということです。 その結果がワタシです。(結論はまだ先)

今日は父の日です 。

二代目 東山
2001.06.17(98)

■中身は一緒

1年半ぶりにウェッブサイトのトップページを一新しました。今回のテーマは「すっきり、ほっこり」です。商用ウェッブサイトのトップは情報がやたら多くて見るのがいやになる事があります。今回は思い切って、見て欲しいものだけに絞りこみました。あと、「ほっこり」を出すために手書きのイラストを入れたかったのですが、雲をクレヨン風で描くのが精一杯でした。

入り口が変わると随分雰囲気が変わるものです。中身は一緒でも。
それに、改装にお金がかからないのが一番です。

2001.06.16(97)

■眼科医

その老医師は入院施設もある開業医です。知人がその医院で入院する際、よくある話ですが、付け届けをしました。10万円。その老医師は何食わぬ顔でそれを受け取ったのです。

そして、無事退院となり、請求書を見ました。請求金額から10万円が差し引いてありました。

「内股すかし」のような高度な技で、感心しました。

2001.06.14(96)

■アクセスカウンター

ウェブサイトを開設すれば誰でもが「いったい何人の人が見に来てくれるか」気になります。そこで、アクセスカウンターを付けるわけです。が、ショボイ数だとカッコ悪いので最初からゲタを履かせて1000とか2000からスタートさせる人がいます。4年前、ウェブサイトを立ち上げた時、恥ずかしながらワタシは3000からスタートさせるという見栄をはってしまいました。そのサイトを見れば本当の数字かどうかは見る人が見ればすぐにばれることです。98年再スタートした時は清く「1」から始めました。

最近知人がウェブサイトを開設しました。カウンターを見てびっくり。3万4千を超えていました。

2001.06.10(95)

■黒は涼しい?

日傘の黒色が爆発的に売れています。他の色の3倍は売れています。岡本では日傘をさしている人の約半数が黒です。黒は本当に涼しいのでしょうか。
昨年もコラムに書きましたが、紫外線(UV)と赤外線(熱線)をゴッチャにされていると思います。
以前、娘が黒と白のボーダーの水着を着たら体にくっきりとボーダーに日焼けしました。これからも分かるように同じ素材であれば黒は白より紫外線を確かにカットします 。
一方、冬に黒い服を着ると暖かいのは、黒は白より赤外線をより吸収するからです。
以上の事から、同じ素材であれば黒は白より紫外線は防ぎますが赤外線は吸収するということです。
結論、黒い日傘は涼しいのでなく、紫外線をより防ぐが熱いということです。これも前提条件があって、同じ生地の場合です。厚い白色の生地の方が薄い黒色の生地より紫外線を防ぎます。

2001.06.07(94)

■親切すぎて・・・

銀行は親切です 。今日は大和銀行へ行きました。カードをATMに入れたとたん画面に「今川比呂史様 今月はお誕生日ですね。おめでとうございます。」自分の誕生日も忘れてたのにATMさんに親切にも教えていただきました。

「ATM、おまえが言うな!」
残高から誕生日まで全て知っているストーカーのようで気持ちが悪い。

2001.06.02(93)

■みなと銀行

かねがね銀行には「お怒り」していましたが、今日は開いた口がふさがらない事をひとつ。月末の支払いに銀行にいきました。総合振込用紙にあらかじめ振込金額と手数料を書いていき窓口で申し込むわけです。しばらくして窓口に呼ばれ行員がばつ悪そうに言うのです「4月から振込手数料が変わりました」ワタシは当然下がったものだと思ったのですがなんと「当行同一支店宛ては無料から¥300にそして一万円以下の手数料は¥400から¥500へ上がりました」「えーーーーー。この時代に上げるか!」

兵庫銀行、みどり銀行、そしてみなと銀行へと10年の間にコロコロ名前を代えやがって、そんな無駄な経費使う暇があったら手数料下げんかい。(岡川か、俺は)

2001.05.31(92)

■UVカット

ウルトラヴァイオレット-レイ(紫外線)カットについて。多くの方が誤解されていることがあります。日傘(晴雨兼用)によくUVカットの表示またはシールが貼ってあります。これはUVを完全にカットするという印象を与えますが間違いです。この表示はUVをカットする溶剤が塗布しているという意味で、塗布していないより少しはましという程度です。数値でいうとUVカット率は塗布していない状態で85~90%、塗布したら2~3%カット率が上がります。
薄い傘生地でUVカット処理をしたものと、分厚い傘生地で何もしていないものを比べると後者の傘の方が紫外線を防いでくれます。その程度です。

他にも、傘の手元に「抗菌処理」のシールが貼ってある傘を見かけます。これを説明出来る人はおそらく傘業界にはいないと思います。

何でもシールを貼ればいいというものではありません。しかし、これがまた売れるというのも現実です

2001.05.26(91)

■天才少女(2)

「岡川和夫のお怒りコラム」の読者は美人が多く、本人より文章が上手いのが特徴です。「店長コラム」の読者は傘に興味がないのが特徴です。
過去に紹介したアメリカ留学中の天才少女からエアメールが届きました。「店長コラムみたいなのかなりおもしろすぎ。1人でめっちゃ笑ってました。あれはかなりうけました。しかもけいの名前っていうかけいのこと、かかれててかなりカンドーやった!」(かなり漢字を忘れてる感じ)

アメリカでハローレインのホームページを読んでくれていたのです。ワタシもカンドーや。
傘は売れなくても、店長コラムは続けようと誓いました。

2001.05.22(90)

■ミュール

関西では「つっかけ」といいます。近所を歩くための普段履きです。40年前、ワタシの生まれた五番町あたりはその「つっかけ」率が非常に高かったように思います。まず、オバハンとオカマは当然のこと、イキガッタにいちゃんも履いていました。女性用を男がむりやり履くのですから、土踏まずあたりしかありません。それがまたカッコイイということでしょう。ですから、今もワタシの中では「ミュール」イコール「普段履き」です。

京都の人は「つっかけ」で大丸には決して行きませんでした。大丸に行くときは正装でした。今は大丸で「ミュール」を売っています。

2001.05.19(89)

■カーネーション

バレンタインにチョコレートはモロゾフが仕掛けましたが、母の日にカーネーションは誰が仕掛けたのでしょうか。と考えつつ今日は母の日です。ワタシが小学生の頃、40年近く前は赤いカーネーションと一緒に白いカーネーションも売っていました。この白いカーネーションは誰が買うかというとお母さんがいない子が買うということでした。今考えるとひどい話です。白いカーネーションはいつの頃からかなくなりましたが、当然のことです。

ついでにバレンタインのチョコレートもなくしてもらいたいと思うのはワタシだけでしょうか。

2001.05.13(88)

■ウェブサイトの功罪

相変わらず商業融資に手形割引の勧誘電話が頻繁にかかってきます。しかし最近は電話のかけ方がどうも変わってきました。経営者の性別はもちろん名前も歳も知っている。何故かというとウェブサイトで経営者の情報を見ているのです。ですから電話をかけて経営者でないと分かると「間違えました」と言って電話を切ります。この手の電話がやたら多いのです。
この情報はウチの濱田から聞きました。

「濱田、なんで知ってるの?」「アッシ、やってましたから」「・・・そうか」

2001.05.10(87)

■ホタル

20010509
(画像は朝日新聞より録りました)

 ホテトルも好きですがホタルも好きです。右の画像はホタルです。数万のホタルが1本のマンゴーの木に群がります。一晩中ハーッ、ハーッと光のうねりが見られます。そして夜が明けると1匹の痕跡もない。この「ホタルの木」はインドネシア、ワイゲオ島のものです。 以前、京都の雲ヶ畑にクリスマスツリーのように光るホタルの木があると聞き、行きましたが見られませんでした。一度でいいから見てみたい。ロマンがあります。

「男のロマンは女のフマン」と言った人がいますが、「男のロマンは女のロマン」これがあるべき姿です。逆も真なり。

2001.05.09(86)

■遠くへ行きたい

休みになると無性に愛車スーパーカブ50で走りたくなります。学生時代から原付で北海道へ2回行き、新婚旅行もバイクで北海道を一周しました。その時はさすがに後ろに乗っていた人が寒さと雨に業を煮やし飛行機で帰ると言い出したものです。

今回は三田にある永沢寺の芝桜を見て、有馬温泉の湯につかるという癒し系のコースです。
アリマというくらいどこもかしこも人と車で混んでいました。

2001.05.05(85)

■心美

「こころみ」と思っていましたが、「ここみ」と読ますらしいです。キムタク。気が付けば「子」のつく女の子が本当に少なくなってきました。私の小学生の頃は逆で、「子」が付かない女の子がクラスで2,3名でした。男の子は「翔」という名が昨年一番多かったそうです。「翔」といえば20年前ならツッパリヤンキーの「横浜銀蝿」しかいませんでした。名前も時代と共に大きく変わったものです。

知人の娘は「真心」と書いて「こころ」といいます。出生届けに行ったとき、受付の人が聞きました「真心のふりがなは、『こ_ころ』ですか『ここ_ろ』ですか?」
いかにも役所らしい質問です。

2001.05.03(84)

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