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2000.8.31 | 店長おとぼけコラム

2000年6~8月

■傘の張り替え

最近,毎日のようにお問い合せがあるのが「気に入った傘があって生地だけ張り替え出来ないですか?」というたぐいの質問です。そこで今日はこのコラムで説明いたします。
傘を作る工程で一番難しいのが木型を作ることです。普通の傘は骨の数分の三角形の生地を縫い合わせて傘のカバーをつくり骨にとめていきます。この三角形を切り出す木型を作るのが大変な労力と技術なんです。三角形は2辺が微妙にふくらんでいます。ですから傘のあのカーブが出るのです。木型を当てて三角形を作って縫い合わせ骨に張ってきれいなカーブが出ているか見ます。型が悪ければブカブカになったり骨の間がやけに落ち込んだ傘になります。型を削ってまた三角形の生地を作り、縫って傘にします。これを繰り返してその骨に合った木の型を作るのです。昔は骨数、長さがほぼ決まっていましたし、傘の生地もほぼ決まっていました。ですから「こーもり傘の張り替え」が案外たやすくできたのです。現在のように骨も生地も多様化してくると、木型を最初から作る必要があり、労力に見合う金額をいただくと大変な金額になってきます。技術的には出来ないこともありませんが、いただく代金を考えると現実問題として不可能という結論になります。

モノを大切にする気持ちは良く理解できますし、少しでもお応えしたいのですが、「修理するより買う方が安い。」これが日本の物作りが廃れていく現実です。大変申し訳ありません。

2000.06.04(32)

 

■洲本市立図書館

久しぶりに休日を取り原付スーパーカブで淡路島一周160キロのツーリングに出かけてきました。朝6時に出発。明石海峡大橋は原付走行不可の為、明石からフェリーで渡り、10時には慶野松原の砂浜でうたた寝をしていました。その後、是非行っておくべきと聞いていた洲本のミュージアムパーク アルファビアに急ぎました。ここは100年前のレンガ作りの倉庫群を利用した博物館、レストランなどのエリアになっています。そこの一角だと思っていましたが(同じような建物なので)実は隣接した場所に洲本市立図書館があります。下の写 真のようなとても図書館らしくない、古いレンガ造りの建物を利用した 落ち着いた設計になっています。建物の中も本がゆったりと見やすく並べてあり、芝生の庭を眺めながら座り心地のいい椅子に体をゆだね読書する事が出来ます。本当にゆったりと穏やかな時間と空間がそこにはあります。

花博には行こうと決して思いませんが又、入場料500円も取る野島断層保存館には死んでも行きたくありませんがここ洲本市立図書館には是非もう一度行きたいと切に思いました。 はなはだ簡単ではございますが一月ぶりの店長コラムとさせていただきます。

洲本市立図書館
洲本市立図書館(パンフレットより)

2000.07.06(33)

 

■プラス・マイナス・ゼロ

先日、知人(女性)の娘さん(大学生)がKISS・FMのプレゼントコーナーでノートパソコンを当てました。そして今度は中学2年の弟くんが「被災生徒海外派遣プログラム」に当たり2週間アメリカへ行きます。この立て続けのラッキーに 言いました「すごいね。よー当たりますね。」彼女曰く「何言ってのよ。その替わりダンナに当たらなかったわよ」

ただいま、別居中です。失礼しました。

2000.07.11(34)

 

■撥水(はっすい)加工と防水加工

レインコートも扱っていますがよく聞かれる質問に「これ防水ですか?」があります。今日は撥水加工と防水加工の違いを説明します。撥水は読んで字のごとく水をはじく事で、たたきつけるような強い雨や何時間も雨の中に置くと布目を通 って雨はしみてきます。所謂防水スプレー(厳密には撥水スプレーです)と言われる物を布の表面 上だけに吹き付けた加工です。それにひきかえ防水加工 は布目にシリコン系樹脂をしみ込ませ完全に布目を詰めてしまいます。ですから、雨は完全に通 りません。撥水加工と防水加工を見分ける方法は口に布をあて空気を送ってください、撥水加工は空気が抜けますが防水加工は抜けません。

イタリア製の傘の多くは空気が抜けます。ということは雨が漏ってくると言うことです。雨が多少漏っても気にしない。イタリアはおおらかです。

2000.07.26(35)

 

■国際電話

私の叔母は65歳独身です。英語は全くダメな叔母が英国にホームステイ中の姪に国際電話を大胆にもかけました。そして私に連絡が入り「何回電話しても、おばさんが出て、一方的に英語でまくしたてて、きってしまうんや。『ユーコ プリーズ』と言っても無視される」というのです。「『ユーコ プリーズ』も通 じませんか。そしたら『フロム ジャパン』も言ってみたらどおですか」と言いました。

後日、理由がわかりました。一方的に英語でまくし立てたのは留守番電話の応答メッセージでした。留守電には延々と「ユーコ プリーズ」とそして時折「フロム ジャパン」が養父弁の英語で録音されていたそうです。

2000.07.29(36)

 

■日傘の手入れ

白い日傘(晴雨兼用)はどうしても汚れが目立ちます。日傘の手入れに関するご質問もよくいただきますので説明します。スポンジに中性洗剤(石鹸でもいい)をつけてタオルを下に当ててゴシゴシ洗ってください。特に汚れがひどい所は古い歯ブラシでこすります。そしてよく洗い流して陰干しをするわけです。水はよく切ってください。骨の部分に水分が残っていると骨が錆びますので注意してください。ここで一工夫はスプレーのりを濡れた状態の時にたっぷりふきつけます。そうすると傘生地にはりが出て生き返ります。
自分でやるのが億劫な方は日傘のクリーニングをやっているクリーニング店もありますので探してみてください。料金は¥2000程度です。新品同様になりますから驚きです。
*神戸岡本にある三宮クリーニングさんで日傘のクリーニングを取り扱っていらっしゃいます。納期は1週間で料金は¥1980(税別 )です。問い合わせは078-453-6943まで

2000.08.03(37)

 

■17インチディスプレイ

MAC-G3の17インチディスプレイがバチッと音がして画面が収縮します。頻繁にバチッという音がしてとうとう映らなくなりました。業務に使用しているので修理を待ってられない、その日に新品を購入。型が古くなったのか4万円で手に入れました。まだ、1年しか使っていないのにもう修理です。アップルセンターに電話をいれました。ここがまた混んでいてなかなか繋がらない。やっと繋がったと思って修理の見積りを聞いて叫びました「ブラウン管交換8万円!」確か6万8千円で購入したはず。新品より高い。後1万8千円出せば新iMacが買える。

今、日本は一時が万事この状態です。修理より新品の方が安い。日本の人件費がそうさせています。箱に入っているディスプレイは行き場がなくなりました。ゴミになるのか。「技術立国をめざすのもいいけど、何とかしないと」と誰に向かって文句を言っていいのか分からない。これがもうひとつの日本の現状です。(マニア内で評判がいい「岡川のお怒りコラム」を決して意識していません)

2000.08.10(38)

 

■小銭入れ

私は小銭入れを持っていません。ズボンのポケットにそのまま入れています。ですから小走りをするとジャラジャラとなります。小銭を出すときは小銭をガバッと掴んでトレイの上にあけてから払います。先日早足で歩いていた時突然右のズボンポケットが破れ裾から、蛇口から水道水が勢いよく出るごとく、小銭が飛び散っていきました。その音に歩道を歩いている人が立ち止まったほどです。

炎天下のなか這いつくばって小銭を拾い集めるカッコの悪いこと。誰も手伝ってくれませんでした。

2000.08.15(39)

 

■全日本マウンテンサイクルin乗鞍

8月27日に出場します。このレースは標高1400Mのスタート地点から標高2800Mの乗鞍頂上ゴールをめざしてただひたすら登るレースです。優勝タイムが1時間弱、ビリに近い私で2時間20分かかる大変過酷なレースです。こんなしんどいレースに何故出るか?それは自分の中に自分をいじめて喜ぶSの部分と、いじめられて喜ぶMの部分が共存しています。そう、一人SMです。

最近はこれにナルシシズムが加わってきました。真性一人SMNです。オー

2000.08.16(40)

 

■トルコ地震1年

私の知人は70歳を過ぎていますが皆既日食の写真を撮るため世界中に出かけています。当然昨年のトルコの皆既日食にも出かけ、帰国2日後に大地震が起こりました。彼曰く「皆既日食後2ヶ月以内に必ず大きな地震が起こっている」理由は引力にあります。太陽と月と地球が一直線に並ぶと巨大な引力になります。それが地震を引き起こすのです。月の満ちかけで地球の海面 が50センチも上昇する事を考えれば非常に納得のいく分析です。

そういえば阪神淡路大震災も満月の日でした。

2000.08.18(41)

 

■ED3割?

ETではありません。ED、勃起障害の事です。佐野史郎夫妻がEDを全面に出した薬品会社のCMが最近よく出ていますのでEDという言葉はご存じと思います。 このEDが新聞によると3割といいます。これには驚きです。多分多くの方が信じられない率だと思います。10人の内3人ですよ。周りを見渡してとてもEDらしき知人はいません。逆EDならたくさんいますが。

このEDというのは「イエデハ デキナイ」の略ではないかと思います。このEDが3割であって、その中には「イエイガイナラ デキル」男性はかなりいるはずです。

2000.08.23(42)

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