2021.3.30 | サンバリア100の完全遮光
『コーティング』と『フィルムラミネート』の違い
サンバリア100が完全遮光の日傘を初めて世に送り出してから15年が経ちます。
傘の裏側を黒のポリウレタンフィルムラミネートにしたのも、サンバリア100が初めてです。
最近は、日傘の裏側が黒いポリウレタンであることが半ば標準化しつつあります。
同じように見える黒のポリウレタンですが、製法には『コーティング』と『フィルムラミネート』があり、大きく異なりますので、その違いを改めて説明いたします。
簡単に言えば、『コーティング』は『塗る』、『フィルムラミネート』は『フィルムを貼る』ことです。
近年、『コーティング』技術が進歩して、何層にも重ねる『コーティング』が登場しましたが、塗りムラは100%避けることはできません。
また、『コーティング』は剥がれるリスクがあります。
特に生地の折り山に見られます。
最近では2,000円台で完全遮光日傘が販売されていますが、間違いなく『コーティング』と言えるでしょう。
下の傘裏面・生地断面の拡大画像をご覧いただければ、『フィルムラミネート』と『コーティング』の違いが分かります。
『コーティング』の生地と『フィルムラミネート』の生地の価格差は格段に大きいですが、それは生地性能の差でもあります。
『コーティング』と『フィルムラミネート』の違いを理解したうえで日傘を選ぶことが、後悔しない日傘選びの一つです。
過去に関連した記事を書いておりますので、ご覧ください。
■『1級遮光傘について』 2012/12/2
■『1級遮光日傘とはこんなに違う』
(イマガワ)
■サンバリア100の完全遮光